室蘭から横浜へ ヨットの旅 八戸港〜室蘭 エンルムマリーナ その7

多分 最終日のスタート 朝5時順調にスタート。 八戸港は津波は人的被害はなかったながらも、あっちこっちで工事をして修復している。 その中でヨットをやっている方がとっても少ないらしい、前の船のサンタを買いたいと言っていた方は八戸 種市マリーナだったと思ったけれど・・・ ともかく人口は少ないらしい(もりさん談)

 

K大将とKちゃんは定位置についてまったり雰囲気 この日は最終ということで(多分)最初からビールで乾杯 津軽半島を左に見て 「あ あそこが むつ あそこに原子力船があって」 「あ あそこが多分自衛隊の空港・・・? そこかも・・」

 

この日も天気はよく 室蘭までは 約120マイル 夜中になっても知ってる港なので入れる・・自信が・・ 風は2〜3メーター 進行方向からの風でエンジンだけの航海 この旅でジブセイル(前側のセイル)は一回も開いてません そんなもんです!

まめなKちゃんはは、一時間ごとに緯度と経度を海図に記入! 僕はアイフォンとアイパッドで場所と方向を確認・・・ でもアイフォンは圏外 やはりアナログが勝利!あんちょく船長は黙りこくることにしました 

 

ココらへんは海図とGPSのやたら大雑把な地図で航行 「むかしは 3点方位で位置調べて 推測航法でやってたんだから 緯度と経度が出てるだけで いい時代だ・・・」(K大将談) 「それにしてもGPSは失敗だった」と思う 3点方位なんてする気もないのんき船長

 

航海は無事終わりそうな雰囲気が出てきた 早かったような長かったような 楽しい時間が過ぎてゆくのに嬉しくてしょうがない おろおろ船長もすこしはしっかりしてきた船長に変身!

 

津軽半島 尻屋岬の近く この山には風力発電の風車がた〜くさん立っている 壮観な風景です。そのころ乗組員船長はなにをやっているのかといいますと。 行き先は船に任せて「次は函館にでもいけるな〜」「どうせだったら奥尻にもいけるかも・・」な〜ンてのんきな会話をしてまして

 

結構 岬を離して走っているのは 尻屋岬の先に暗礁があってそこを避けようと思い離してるのですが ココらへんはとっても海流が悪い 向かい潮で 6.5ノットで走っているのに 5ノットくらいしか対地速度は出ていない 

 

「もっと近くに寄ってもいいんじゃないか」・・・・ だって暗礁が・・・ ここに来て危険は犯したくないし・・・今日一日で航海も終わりそうだし・・・・ 

この頃になって船の中から見つけた日本国旗 前のオーナーの置きみやげ! うーんこれを掲げて世界を航海している気分! のどごし生の宣伝に使っていただければ・・・ なんとさわやかなつくり笑い 7つの海を乗り越えた船長・・・(7日間の航海を終えそうなおろおろ船長)

 

また飲んでます こんなにいい天気はないジェ〜 とグビ もうすぐ着くぞ〜 グビ グビグビグビ そのあとは中にはいってグーグーです なんと幸せな時間なんでしょうか

 

今回一回も船酔いはしなかった 潮の香りと船酔いの薬の香りがする船長です

本当に津軽海峡は潮がきつい 6.5ノットで走っているのに 4ノットくらいしか対地速度では進んでいない 2ノット以上の潮の流れが日本海から太平洋に注ぎ込んでいる

 

潮の流れももしっかり見えて その間は波立って変な波が立っている この海峡で何回か強風の中でヨットを乗っていて 「降りたい すぐそこの陸地に僕を瞬間移動して」と思ったことか

それを思うといい天気で良かった

 

これが5ノットくらいしか出ない船だと 3ノットか2ノットまでスピードが落ちることになる。これは結構きつい ありがたいこの元気で馬力のあるエンジン! 3JH 40馬力に感謝

 

そうこうしているうちに1日の大半を津軽海峡で過ごしまして 恵山岬に沈む夕日が奇麗。もうナイトの時間に入ってしまう もう真っ直ぐ室蘭だ〜  (話しでは 椴法華に寄って温泉入ってビールで乾杯・・・って案も)

 

PS:昨日一緒に航海したメンバーが船に遊びに来て「ブログ楽しんで見てるけど 次いつ更新するんだ って家族で話題」 って 一緒に航海したんでしょ!ということで引っ張ります

 

次に続く〜